「かっこいい」だけでは、ダメでした。デザインが持つ意味を考えよう。

公開日:2017.05.31

デザイナー暦1年目の駆け出しが、今まで学んだことをコラムに綴ります。
私と同じように、デザインに触れて間もない方にとって「ためになった!」と感じてもらえたら幸いです。

「かっこいい」だけでは足りない

一歩外に出れば、街中にはありとあらゆるデザインの広告が目に飛び込んできます。
それは、電車、バス、タクシー、ビルの中など、あらゆるところに掲示されていますよね。
かっこいいデザインを見るたび、「自分もこんなデザインを描きたい」と思っていました。
デザイナーなら、誰もが「自分も素敵なデザインを作りたい」と、憧れを持つのではないでしょうか。
しかし、「かっこよさ」だけでは人の心に届く広告は作れませんでした。

デザイン=アートではない

デザインが持つ意味について、深く考えたことはあるでしょうか。
私は、働き始めるまではデザイン=アートだと思い込んでいました。
しかし、実際は違います。デザイン=問題解決なのです。

・なぜその色を使っているのか。
・統一感はあるか。
・余白が持つ意味とは?

など、文字、色、レイアウトひとつとっても、
説明できない箇所があってはいけないのです。
直感ではなく、論理的に説明する必要があるのです。
身近な例でわかりやすいのが、道路標識です。
道路標識の色には、それぞれちゃんとした意味がありますよね。

問題解決ができるデザインは、どうやって作るのか?

では、問題解決のためにはどうすればいいのか。
「自分はセンスがないから」と、諦めることはありません。
デザイナーに必要なのは、センスよりも設計図を描く力です。

デザイン設計時には、どの文字をどんな色やフォントにして、どこに配置すると、
ユーザーの目に届きやすいのか等をしっかり理解しているか否かが重要です。
これはセンスの問題ではなく、ある程度ルールを覚えればできることなのです。

センスを磨く前に、質問力を磨こう

デザインが問題解決であるならば、クライアントの悩みを細かく聞きださなければいけません。
クライアントの要望を聞き出すためには、センスではなく質問力が重要です。

1.まずは、悩みを細かくヒアリングする。
2.デザイナーとしての意見をいう

よく、2と1の順番を間違えている方もいますが、まずはお客さんの意見をしっかり聞きだし、
もう何も言うことがなくなるまで深く掘り下げて質問しましょう。
その後に、デザインの設計図を作り始めるのです。
これを怠ると、途中で「やっぱり変えてほしい」という問題が発生する可能性が高いのです。
取り返しがつく段階ならまだしも、8割完成したところで「これはイメージじゃない」といわれてしまったら…。
想像するだけでも恐ろしいですよね。

まとめ

デザインには自分の好みがあるので、どうしても自己満足に陥りがちです。
もちろん、自分のテイストを気に入ってくれるクライアントの方もいらっしゃいますが、
基本的には「相手の要望を汲み取ってカタチにする」ということを意識しておきましょう。

執筆者情報

J-Grip Marketing編集部

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