なぜSEOが必要か:検索エンジン向け施策

公開日:2014.10.05

検索エンジン向けに何をすべきか?

検索エンジンがいくら進化したといっても、まだまだ人間と全く同じようにWebサイトに書いてある内容を読み解くことはできません。だからこそ、検索エンジンの特性をつかんだSEO施策が必要となります。

では、具体的にどんな施策を打つべきなのか。今回のコラムでは検索エンジン向け施策の基礎の基礎についてお話します。

同一内容を別URLで表示させない

Webサイトでは、「全く同じ内容のページが少し違うURLで表示される」という事態が珍しくありません。

代表的な例は、「www」があってもなくても同じページが表示されるケース。検索エンジンはURLが異なれば別ページであると判断する傾向があるため、「http://www.example.com/」「http://example.com/」は同一内容が2ページ存在すると判断されることがあります。他にも「index.html」URL末尾の「/」などでも同様のケースが発生します。

こういったページが大量に発生すると検索エンジンからは内容の重複したコンテンツが多数存在し、品質の低いWebサイトであると判断される可能性があります。

検索エンジンがどのようにWebサイトを認識しているかは「site:ドメイン名」や「site:ドメイン名/階層・ファイル名」と検索すると検索エンジンのデータベースに登録(以下、インデックス)されたページを確認することができます。

意図していないページがインデックスされている際は301リダイレクトやURL正規化タグと呼ばれるタグをページのheadタグ内に設置することで検索エンジンに同一ページであると明示することができます。

検索キーワードに使用される単語を記載する

昨今ではインターネット上で「キーワードを中心としたSEOは不要である」という見解も増えていますが、ユーザーが検索する際に使用する単語を記述することは検索結果上に表示させるためには未だに必要な施策です。

検索エンジンはWebページ内に記載されているテキスト情報を読み取り、検索語に関連するページを表示します。昨今の検索エンジンは検索語の解釈精度が向上し、検索語と一致しない関連語を含むページを検索結果に表示させるようになっています。

しかし、その精度にも未だムラがあるため、重要な単語はページ内に記載しておく必要があります。過度に記述する必要はありませんが、コンテンツの内容と検索ニーズに合わせた最適なtitleタグを設定し、コンテンツ内にも自然な範囲で重要単語を記載しておきましょう。
他にも注意が必要なポイント

他にも次のような注意すべきポイントがあります。

・画像内に重要なテキスト情報は入れない
検索エンジンは現在のところ「画像内に書かれた文字」まで認識することができません。ですから、なるべく重要な情報は画像内ではなくテキストデータとして入力する必要があります。特に画像の多いサイトは注意が必要です。

・リンク
検索エンジンはサイト内のリンクを辿ることで新たなページの発見や変更されたページ情報の更新が行われます。そのため、重要なページには他のページからリンクが集まるようにし、サイト内の全ページが他のページからリンクされている状態にして検索エンジンがサイト内の全ページへ訪問可能な状態にしておきましょう。また、リンクに設定する文字は「コチラ」や「詳細」ではなく、リンク先ページの内容がわかるように具体的な内容を設定しましょう。

検索エンジン向け施策はWebサイト構築時に必要

本ページで挙げた施策の多くは基本的に「検索エンジン」向けのものであり、人間がそのコンテンツに対して下す評価とはあまり関係がありません。そのため、Web制作会社へサイト制作を依頼すると、こうした施策が実装がされないまま納品されるケースが珍しくありません。

Webサイト構築時に我々のようなSEO専門家を利用することで、Webサイト公開後に発生するSEOのために費やす時間とコストを圧倒的に削減し、より多くの人に見てもらえるサイトにすることができます。

以上が検索エンジン向けの基礎的な施策です。1つでも実装されていない場合は改めてWebサイト全体における検索エンジン向け施策の実装チェックを行ったほうが良いでしょう。

次回は検索ユーザー向け施策についてご紹介します。

執筆者情報

J-Grip Marketing編集部

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