コンバージョン率を上げるランディングページ制作のポイント

公開日:2016.06.03

LP制作時には注意すべきポイントが存在

インターネット広告として重要な存在である「ランディングページ(以下:LP)」は当社でもLPの引きはとても多いです。

しかし、LPを制作したからといって、それが即、コンバージョン率アップにつながるとは限りません。
LPを制作する際、どういうところに注意して作っているのかが、コンバージョン率を上げるためには重要となります。

いろいろなLPがあるとは思いますが、今回は、通販サイトや資料請求サイト、セミナーへの参加を求めるなど、お問い合わせを獲得するためのLPの場合について取り上げていきたいと思います。

ファーストビューで重要なのはわかりやすさと意外性

LPの構成は大きく分けて、「ファーストビュー」があり、その下に「コンテンツ」、そして最後に「フォーム」があるというのが一般的ですが、ファーストビューはコンバージョン率を上げるために、言うまでもなく重要なポイントです。

ファーストビューでは、他社と比べたときの「強み」であったり、ユーザーベネフィットに対して訴求するというのが欠かせません。

ブランディング広告で見かける抽象的な表現で響きがいいキャッチコピーを使っているLPをよく見かけますが、コンバージョンに繋がりやすいのは、「価格が安い」や「特典がもらえる」など、お得感や期待感そして何よりもサービス内容が明確なキャッチコピーです。

なおかつ、ユーザーが思わず気になってスクロールをしたくなるような目を引くコピーであればよく、わかりやすさと意外性を組み合わせたものがベターです。

ファーストビューの目的は、ユーザーに「ほかのサイトの商品とは違う」「良さそう!」「詳しく知りたい」と“直感的に”思わせてスクロールしてもらうこと。
お客さまの自社製品へのこだわりも大切ですが、ユーザー目線に立ち、明確にわかりやすい言葉で他社製品に勝っている点を伝えて、もっと読んでみようと思わせる工夫をすることがポイントです。

業種ごとのコンバージョン率が上がりやすいLPとは

次に、これは商品やサービス次第にもなりますが、商品やサービス自体は広く知れ渡っていて、ユーザーの目的も明確であるという場合、コンテンツにはサービス概要を詰め込むのではなく、ファーストビューのみに埋め込み問い合わせを取りに行くという手法が有効なケースもあります。

たとえば人材系のサービスで実際にあった例として、
ファーストビュー→サービスの強みを数点→エントリーフォーム
というタイプのものと、
明確な強みのみ記載したコピー+エントリーフォームのファーストビュー
という2パターンを走らせたとき、圧倒的に後者のLPのほうが効果が見られたというケースがありました。

理由として考えられるのは、忙しい中でスマホを使って見ているユーザーには、すぐに申し込み・エントリーをしたいという動機がある場合。

こうした状況下では商品・サービスについての説明はあえて最小限にし、問い合わせへの動線をすぐに付けてあげることが、ユーザーに対して、ある意味優しさになるのと同時に、コンバージョン率アップにもつながってきます。

ユーザーに今すぐ問い合わせたいと思わせる施策が重要

もうひとつ大きなポイントしては、ユーザー目線に立ったとき、「今問い合わせなければいけない」「今問い合わせるべきである」と思わせるような仕掛けを盛り込む必要があります。

インターネットを使っていて、「いい商品があったら買おうと」思っていても、「もっとほかにもあるかもしれないから今はいい」という心理が働くことがあると思いますが、「今問い合わせないと損」というものを、何かしら作ってあげることが大事です。

たとえば、BtoBのサービスなどでよく実施しますが、「最新の導入事例集をプレゼントしますが、●月限定です」などといった、お問い合わせを今したくなるようなものを用意してあげるのも、ひとつの手段です。

もちろん、プレゼント以外でもよく、賃貸の不動産なら、繁忙期以外に、「こういう物件があるのは今しかなく、理由はこうだから」みたいな打ち出し方をするなど、業界や状況に合わせて、今すぐ問い合わせなければもったいないと思わせるような内容を盛り込むことが目的です。
目にしたユーザーからすると、「今がいい」という気持ちになりやすくなりますし、きっかけを作ってあげることが結果へとつながっていきます。

今のLPは、全体的にクオリティーが上がってきているので、デザイン勝負ではなくなってきています。
LP制作をしているといつの間にか「LPを作ること」が目的になってしまいがちで、デザインへのこだわりがだんだんと強くなってしまうことがよくあります。
このページの目的、そこに来るユーザーのことを常に第一に考えて、制作する必要があります。

弊社ではこれ以外にもLPの最善なコンテンツ構成や、ターゲットに合わせたデザイン、ユーザーが使いやすいお問い合わせフォームなど、何百とLPを作るだけでなく広告運用までしているノウハウがあるのでぜひご相談いただければと思います。

執筆者情報

J-Grip Marketing編集部

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