売れるランディングページ

公開日:2020.08.24

 

①ランディングページとは


広告業界におけるランディングページとは、「特定の商材・サービスを販売することのみに特化した販促用WEBページ」のことを意味します。
広告を出稿している多くの企業は、オフィシャルホームページ(公式サイト)と各商品ごとのランディングページの2種類を持っているケースが見受けられます。なぜオフィシャルページがあるにも関わらず、ランディングページも持つ必要があるのでしょうか。

それは、ランディングページがユーザーからのコンバージョン(商品購入やサービス申込など)を目的に作成されており、広告の効果を最大限に発揮させることが出来るためです。
広告によって流入してくるユーザーは、前提として見込度が高いユーザーとされているため、商品やサービスの強みを押し出したランディングページを見せることで、コンバージョンまで一気に到達させることが出来ます。

そのため、ランディングページには2つの特徴があります。

1つ目は縦に長い構成になることです。ユーザーをランディングページ見せただけでコンバージョンさせるには、ユーザーが求める情報が全て記載されている必要があります。
商品がどのような効果をもたらすのか、どのような会社が提供しているサービスなのかなど、ユーザーが気にしていることを全て説明する結果、必然的にランディングページは長くなってしまいます。

2つ目に、ランディングページには他のサイトに飛べるリンクがありません。なぜなら、他のページに遷移をしてしまうとコンバージョン低下につながる恐れがあるためです。
ユーザーはある商品やサービスの広告を見て、ランディングページにたどり着きます。別サイトへの遷移は他の商品やサービスに興味がなかったユーザーへ選択肢を与えてしまい、ユーザーを惑わせる結果となります。

②売れるランディングページ


これらの特徴を踏まえ、売れるランディングページ、すなわちコンバージョン率が高いランディングページのUXやデザインは、ユーザーにとって魅力的であることが必要となります。

売れるランディングページには以下のポイントがございます。

◇ユーザーの興味関心を引き付けるファーストビューであるか
◇商品の強みや価値が正確に伝わるテキストになっているか
◇信頼ポイントが記載されているか
◇ユーザー目線のストーリーになっているか
◇最後の一押しがあるかどうか

それぞれについて、説明致します。

◇ユーザーの興味関心を引き付けるファーストビューであるか
広告経由でユーザーがランディングページを訪れた際に、まず目にする部分です。ここでユーザーの興味関心を惹くことができなければ、下層のページがどれだけ作り込まれたものでも、ユーザーはすぐに離脱をしてしまいます。そのため、ランディングページにおいて、最も重要な要素であると言っても過言ではありません。
ファーストビューはキャッチコピーとメインビジュアル(画像や写真)の2つの構成要素から成り立ちます。ファーストビューには、ターゲットユーザーが求めている情報を記載する必要がございます。そうすることで、ユーザーの興味を引き付けることが可能です。そのため、かっこ良い言い回しやおしゃれな表現よりは、短く簡潔でわかりやすいキャッチコピーの方がおススメです。メインビジュアルにはキャッチコピーと整合性のあるものを配置致します。

◇商品の強みや価値が正確に伝わるテキストになっているか
ユーザーの興味関心をファーストビューで引き付けた後には、商品の魅力や特徴について説明する必要があります。商品の品質の良さやそれを可能にする技術、サービス内容の詳細など、ユーザーに欲しい、利用したいと思わせるような説明を記載致します。大事なことは、この商品やサービスがユーザーの課題、悩みをどのように解決するかを、理解してもらうことです。自身にとってメリットのある内容だとユーザーが判断することで、ページの先を見るようになります。

◇信頼ポイントが記載されているか
商品やサービスの魅力・特徴の部分を読んで利用したくなったとしても、ページに書いてあることが本当かどうか、疑問に思うユーザーも多いでしょう。ユーザーの不安を解消するために、信用できる商品やサービスであることの説明を行う必要があります。購入者の口コミや専門家の意見など、第三者がその商品をおススメしていることを記載致します。第三者の感想や意見を見ることで、読者自身に商品使用後の未来をイメージしてもらいます。利用者の実写真を掲載したり、根拠となる数字を見せることで、より信頼を得ることが出来ます。

◇ユーザー目線のストーリーになっているか
ランディングページ内の項目の順番は、むやみやたらに作ってはいけません。売れるランディングページは、ユーザーの頭の中が理解できており、心理の移り変わりを把握しております。まずユーザーの悩みに解決策を提示し、疑問や不安に思うことを1つずつ解消していきながら、コンバージョンまで導くのが基本の流れです。イメージとしては、実店舗でのスタッフさんとお客さんのコミュニケーションの流れです。反対に、前後で全く関係のない内容へ、話が急に変わってしまったり、ストーリーの筋が通ってない構成ですと、ユーザーは違和感を覚え、ランディングページからの離脱に繋がってしまいます。

◇最後の一押しがあるかどうか
商品の良さや魅力について、それが真実かつ安心であることをユーザーにアピールできたとしても、ユーザーは商品を購入するとは限りません。なぜなら、今このタイミングで買う必要がないからです。すなわち、ランディングページを見ている時は良い商品だと考えていても、正確にクロージングができていなければ、タイミングが合った時に買おうと思われてしまい、そのまま購入されずに忘れ去られてしまう可能性があります。
クロージングの方法としてオーソドックスなのは、先着〇〇名様限定商品!や、〇〇月〇〇日までにご購入のユーザー様に限り〇〇をプレゼント!のように、何かしらの期間を限定する文言を付ける方法です。これらの記載をすることでお得感を与え、「いつか買おう」から「今すぐ買おう」と、ユーザー心理を変えることが出来ます。

 

最後に

ここでご紹介をした内容はあくまで基本構成に過ぎません。それゆえ、商品やサービス、ターゲットユーザーの違いで、売れるランディングページは異なってきます。大事なことは、ランディングページの構成要素を変えたり、ファーストビューのデザインやキャッチコピーを変更したりと、成約率を分析しながらランディングページを常に最適化していくことです。
まずは基本構成で作成し、コンバージョン結果を検証していきながら、PDCAサイクルを回して中身の改善を図っていくことも必要です。

執筆者情報

J-Grip Marketing編集部

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