良いヒアリングシートとは? | LP制作で情報を引き出すコツと重要性

公開日:2020.08.22

LP(ランディングページ)制作の案件獲得後、まず行うのがヒアリング。それに使うヒアリングシートは、ざっくりとイメージを共有するところから最終的なコーディングまで使う、いわばLP制作の地図となるとても大切なものです。

「ヒアリングシートを作成したいが何を聞けばいいのかわからない。」「クライアントにストレスなく記入してもらうにはどんな工夫ができるのか。」

この記事ではヒアリングシートの重要性を再確認し、作成する際のポイントや参考になるサイトをご紹介いたします。ヒアリングシートを改めて見直して、よりよいLP制作へ繋げましょう。

 

1.ヒアリングシートの重要性

LP制作を依頼する前に、お客様の社内では解決したい問題が上がり、問い合わせをするに至った流れがあるはずです。LP制作において、最終目的は「クライアントの想定する結果を残せるLPを作る」ことです。綺麗なLPを作っても、誰にも刺さらずお客様の問題を解決できなければ意味がありません。

個性を出したいのか?信頼感などの印象を伝えたいのか?具体的な目的を定めることが重要です。

ずれた内容をヒアリングすることは、業務の効率を損ねるだけでなく、クライアントに対して信頼感を損ねる原因にもなります。

2.ヒアリングシートを見直すことのメリット

上に記した通り、LP制作の目的は“クライアントの期待する結果を残せるLPを作ること”にあります。ヒアリングシートを見直すことはその達成だけでなく、下記のような効果も見込めます。

・制作物に対するクライアントの満足度向上

・認識の齟齬によるトラブルの防止

・修正の手間を減らし、作業効率化

細かすぎるとお客様の手間を増やすだけでなく、自分の首を絞めることになってしまいます。制作物に合わせて調整することをおすすめします。

3.作成のポイント

“良いヒアリングシート”を作るためのポイントを厳選しました。お名前や事業内容など、最低限聞くべきことについては次の章で「おすすめ参考サイト」を紹介しておりますので、ぜひそちらを参考にしてください。

・お客様のイメージを言語化するフックを用意する

漠然としやすい色味や印象については項目を細かくし、イメージの共有をしやすくすることが重要です。制作に移る際の連絡回数を減らすこともでき、スピーディな作業に繋がります。

【悪い例】

質問項目「作りたいLPの色のイメージは?」

想定される回答「明るく若い女性にうけるサイト」

【解決策】

「かわいい」「賑やか」「かっこいい」「高級感」という印象を選択肢として用意しチェックしてもらう形式にすることで、イメージを絞り込むことができます。できる限り選択項目を用意することで、お客様もスムーズに記入ができ、トータルでの満足度も向上します。

・NG項目も合わせて聞く

「こうしてほしい」だけでなく「これはやってほしくない」を記入してもらうことで、よりイメージを狭めることができます。色やモチーフなど、特にデザインに関わる部分の認識を共有するのに効果的です。

4.おすすめ参考サイト

ここからは、今からヒアリングシートを作成する方に向け、テンプレートを公開してくれているおすすめサイトをご紹介いたします。「既存のヒアリングシートをアップデートしたい」という方でも、項目の抜けがないか再確認したり、構成の参考にもなるはずです。ぜひ覗いてみてください。

意外となかった!Web制作者が助かるヒアリングシートや問い合わせ返信に使えるテンプレート | コムテブログ

ヒアリングシートの具体例をPDFで公開しているサイトです。ターゲットやコンバージョンなど選択形式で記載しているので、カテゴライズの参考をお探しの方におすすめ。この他メール返信のテンプレートなども記載されている、便利なサイトです。

WEBサイト制作前やデザイン制作時に欠かせないヒアリングシートを作り直してみた |アスパラガスな人が書いてるブログ

ヒアリングシート作成に必要な項目、その目的が完結にまとめられているサイトです。制作依頼時とデザイン依頼時の2種、PDFで配布されています。これから1から制作する方に特におすすめのサイトです。

 

ウェブ制作で使えるヒヤリングシート(カミヤコンサルティング)

ヒアリングシートの項目にお悩みの方におすすめなサイト。全部で111もの質問例が載っており、土台を作る前に見ることで充実したヒアリングシートを作ることができます。(上記は http://bit.ly/3TtDsU を翻訳した記事です。)

5.まとめ

一度作成すると見直す機会の少ないヒアリングシートですが、そこを見直すだけでその後のLP制作がスムーズになったり、最終的なクオリティの向上に繋がります。技術だけでなく、こういった細かな部分への配慮も大切です。ぜひ見直してみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

執筆者情報

J-Grip Marketing編集部

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